新宿にいる看板犬
新宿御苑工房にいる看板犬たち。カンロとマメ。カンロは看板犬店長として。マメは看板犬副店長として。
2020年1月までは新宿通りの路面店で普段と変わらず看板犬として大人気で、NHKの看板犬の番組や雑誌などにも取り上げていただいていました。
コロナの影響でマンションアトリエに移転することにより、彼ら二人の心境や行動がどう変わったか綴っていきたいと思います。
コロナによって犬たちはどう変わったか?
人間も環境や生き方がガラッと変わりましたが、犬たちはどう変わったのか?
実際、看板犬業務をしていた彼らは毎日何十人もの人と接し、街の人々に名物看板犬として可愛がられていました。本人たちも役割があり充実しているようでした。
がコロナの影響で人と接することが減りました。
毎日会っていた人々と会えなくなり、何が起きているのかわからない様子でした。
散歩でも、他のワンちゃんとあいさつしにくいし、人と触れ合えないし。どうしたんだろ?と思っていた感じでした。
そして1か月単位で環境が急激に変わっていきました。
カンロが人間でいう鬱のようなひきこもり状態に一時期かかりました。症状としては
椅子の下から出てこない。食欲がない、散歩いきたくないなどの症状が現れました。
お店をやっていると、犬と長い時間を共に過ごします。
ですので人のちょっとした変化に良く気づきます。そしてちょっとした体調の変化や行動に出やすいです。
その変化に気づき、
『大丈夫だよ。カンロは悪くないよ。また元気に看板犬できるようになるからね。』
と話し続けました。
でもそれって私たちが元気がないから犬たちも元気がなかったのです。自分が一番分かっていて、犬たちはいつもそれに気づかせてくれます。
カンロは季節が変わると鬱っぽくなります。
これは元々里子で色んな家を転々としていたのが原因のようです。(分離不安からくるようです。)こちらに関してはまた記事にさせていただきます。
人と犬との関係
犬は飼い主に影響されてしまうので、飼い主が元気でなければいけません。もし元気がなければ、犬たちには関係ないよ。ということをはっきり伝える事が大切です。
そして人と同じで性格があります。その性格を理解して寄り添うことがとても大切です。
なるべく長い時間一緒に犬とはいて、毎日根気よく話し続ければ、ちゃんと理解できることもあると、このコロナで学びました。
世の中が変わっていくように、人と犬との関わり方も変わっていきます。どういう風に変えるのが良いかは、今は答えは出ません。
日々愛情を持って接していくしかありません。
今はマンションアトリエで工房をやっているので、看板犬たちもお客様と会えるので、たいぶ元気になりました。
人も犬も日々成長です。